AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

邂逅編→駅伝編

仮面ライダーギーツ」

第9話「邂逅F:Wake up!モンスター」

感想レビュー

 

 

デザイアグランプリ、決着!!!

来週、駅伝!!!www

んんんんん、このクs(自重)

 

駅伝や甲子園、どれも大事な行事なので納得はできるんだけどわざわざ被せられるのやっぱたまったもんじゃないんすよ...それに駅伝はみんな一律なんでまぁ一週休みかと納得できるんだけど甲子園は関西だけが割を食う不平等が生じてるだけにもっとこう、せめてその間の配信を良いように計らうとかできないもんすかね...(最近はよりにもよってライダーの終盤に時期が被るしさぁ)

 

という感じで個人的な愚痴はここまでにして、今回は長らく続いた邂逅編のファイナル。先にも述べた通り来週が駅伝休みなのでそこに合わせる形で一区切りとした、って感じだろうか 期待値を高める引きとしても良いと思う

そんな大事な一区切りとなった今回のエピソードでありましたが、前回が劇的なドラマを見せた景和/タイクーンの退場という大きなヤマだっただけに、その続きにして邂逅編のラストエピソードとして観るとちょっと微妙だったかな、というのが正直なところ。ジャマトが進化したので缶蹴ったのにまだ健在、しかもジャマトが缶飲み込んだので力技での勝負です、とかいう今までの缶蹴りどっちらけじゃねぇか!と言われかねない展開はまぁまだ良いのだけど(結果的に以前のDGPでライダーを全滅させたヤツという説得力はまぁまぁ増したし)、そうして引きに引いた末の最終決戦の展開が「ラスボスに挑むアイテムを入れといた卵をあげるので戦いながら孵して戦ってください!」はうーんってなるのよななんか...ゲーム的な要素と掛け合わせた展開の盛り上がりを見せるための入れ込みなんだろうけど、前回前々回からのハラハラ感からはグッと尻すぼみになった感は否めませんでした(前後編でなく1話の中に畳んだことで駆け足感が出たのも微妙な印象を後押しした感じだったし) ラスボス戦じゃなくDGPの一パート扱いの展開ならまだ違和感無かったかもだし、ラスボス戦でこの展開だったこと、且つ直前の景和メインイベントが実質的な前後編でしっかり盛り上がったこととが相まって悪いタイミングだったかもなと それこそ駅伝休みに合わせて巻いたのが影響してるかもなぁ

 

ただ曲がりなりにも一つの章の区切りだっただけあって、それなりにキャラの良い見せ場があったのは面白かったところでした。死の恐怖に震えながらも決意を固めて戦いに赴き、負けたことには悔しさを滲ませるなどなんだかんだで最後まで生き残った故に色々覚悟が据わり貪欲さや勇ましさを讃えるようになった祢音はキャラクター的な変化・成長が凄くグッときたし、絶体絶命の危機に陥りながらも何度も這い上がり戦うというゾンビばりの不屈さと往生際の悪さでゾンビバックルと引き合うのも納得な人間としての強さを見せた道長も最後にまた一つ良いとこを見せてくれたしと、この辺は高橋さんらしい群像劇的な複数キャラクターの魅せが良く活きてたなと感じます。ラスボスに叩きのめされツノ折れになったバッファが不屈の闘志で立ち上がるのなかなか痺れた 前回の景和とニンジャバックルといい、バックルは特定の信念を持つ人間と引き合うのかもというのが見えたのもちょっと一つ発見ね 今後も色々活かされるかも

そして英寿の方も相変わらず謎めいた部分は多く残しつつ、ちょっと奥底のキャラ性に切り込む描写があったりしてそこが面白かったなと。卵がなかなか孵らずにほのかに焦りを滲ませる辺りなんかは、普段余裕と落ち着きのある彼の素の部分が少し窺えたと言えるのではなかろうか(飄々としてるけど実際は等身大のメンタルで踏ん張ってる、という晴人に似た感じを覚えたので今後その辺が更に明らかになっていくかも) そしてそんな彼がライバルたる道長の奮起に感化されて活路を拓く、と英寿もしっかり他キャラとの絡みによる前進等のドラマがあるのが良いよね

 

そしてそんな英寿が勝者として望みを叶え世界は改変、それをゲームマスター─ギロリが意味深に見届ける様と共に邂逅編は終幕。今回直接みんなの前に出てきた時の格好からしてもうほぼ確定になっったけどやっぱお前かいギロリ

しかし英寿、前回は「自分がスターの世界」と割と俗っぽいところを願ってたけど、今回の願いにはツムリが渋い顔をしてたりしてて、これが何なのか、今後どう影響してくのかは大きな肝だよなぁと。てかこのツムリやゲームマスター/ギロリの反応からしてDGP運営自体はやっぱり世界を守ることに関しては嘘は無いのかなぁ ここの構図や真意もいずれ明かされていくだろうけども

 

更に以前のゲームにNPCで登場したパンクジャックが変身を解き、その変身者の姿を晒して引き...とここも気になるところ。コアIDが発売されてたしワンチャン変身する人間もいるのかもとは察せられてたけど、なんでわざわざ今回はNPCに収まってたのか、そして何故次回はプレイヤーで参加するのか、と色々謎が多いキャラだしここも気になるね そしてジャックオランタンモチーフということで、何故ジャマトと同じ植物モチーフなのかという

 

 

以上、ギーツ第9話でした。一つの章の終わりとしては少しパンチ不足にも感じたけど、キャラクターの魅せや謎を含ませた引きでしっかり新章へと繋いだので上々かなと  これでギーツの物語は一旦序盤の一区切りになりそうだけど、肝心なのはここから。どうか失速しないで欲しいなぁ 現状盛り上がりやハラハラに欠ける、という評価が多く、溜めに溜めてるとも取れるのでそこの配分には期待したいすね

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた