AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

ゲームマスター、焦ったりキレたり

仮面ライダーギーツ

第13話「謀略IV:ドライバーを奪還せよ!」

感想レビュー

 

 

英寿様「なんで運営は俺を蹴落とそうとする?」

ギロリくん「知らんやで(すっとぼけ)」

ツムリちゃん「でもこんなの公平性に欠けます!」

ギロリくん「うっさい!ゲームの存続のために必要な措置や!」

ニラムさん「ギロリくん、君どういうつもりなのかな」

ギロリくん「えっ」

ニラムさん「ゲームマスターがプレイヤー格差設けるのはダメでしょ(ド正論)」

ギロリくん「し、知らんやで...(滝汗)」

 

ギロリくん(クソ...なんやねんアホの浮世英寿がよ...

もうええわ、ワイが潰したるわ!!(ベルト持参))

うーんこの()

DGP運営とプレイヤー達がイーブンな感じで動いてるの凄く良いと前回言ったけど、ゲームマスターがこの段階でここまで四面楚歌なの流石に未だかつてなさすぎて面白すぎるんだよな(英寿との水面下での煽り合いとか公平さを重んじるツムリの疑念とかは普通に駆け引きとして良きなのだけど、同じ運営メンバーに普通に不正を疑われてる(そもそも示し合わせてない独断だった)ことや、その流れでの次回予告のドライバー持ち出しがあまりにしょっぱさやみみっちさ滲んでて面白さの方が勝るんすよ)

ギロリくん持ち直せる?ここから...(

 

DGP運営の中枢を担う者達の更なる登場、激化していくジャマトの猛勢、DGPに波乱を起こす謎の少女の出現、と盛り沢山な内容となった今回。運営メンバーとして新たにニラムとサマスも登場、英寿潰しを後押しし更なる波乱に繋げてくる存在になるかと思っていましたが、実際のとこは実質ギロリの独断だった英寿潰しに対しゲームバランス調整のための措置を施したりとだいぶちゃんと運営やってて現段階ではひとまず安心という感じすね...(味方というよりはあくまでちゃんとゲームを進行させる人って感じなんだろうけど、ギロリの独断やジャマトの暴走が行き過ぎるとDGPという物語の中枢が崩壊して軸がブレかねない側面もあるという現状のストーリーにおいてはいてくれると凄く安心する存在だなと思います DGPが今後もちゃんと機能するという担保になるかもと思わせてくれるキャラがいるのほんと作品的にはデカいよ) しかしDGP運営、英寿潰しに躍起なギロリ派閥(ウィンも該当、ツムリはちょっと怪しくなってきてるかも)公正な運営に従事してくれそうなニラム・サマスジャマトの隆盛を目論むアルキメデルと、だいぶ一枚岩ではないのでここの思惑の交錯がどう影響していくかは興味深いね

 

あと相変わらずギロリに従って英寿潰しに奔走するウィンくんのキャラがちょいちょいと良い感じに立ってきたのも何気に面白かったところ。正直ハイテンションさと運営側としての暗躍という部分だけでキャラクターとして回していくのは見かけの派手さだけになってどんどん厳しくなっていくのではと心配もしていたので、ここで英寿への煽りをガンガンに強めるやらしさをより濃くし、英寿との睨み合いの構図が目を引く準ライバルポジション的な味が出てきたのはなかなか良いなと思いましたね  煽りによる精神攻撃自体は別にギロリから支持されてないから、前回諸々バレたのを受けて開き直ると共に英寿に対抗心を抱いて真っ正面からばちこりぶつかるようになったって感じだと思うし、かなりウィンくん本人の地が出てきたような気のする現状はけっこう面白いよなと ここから英寿との関係が理解し合ってくにしろぶつかり合ってくにしろ面白い発展をしていくと良いな

 

そんな本エピソードはニチアサではおなじみ坂本監督の担当回。ギーツではなかなかやらなかった安定の生身アクションをシチュエーションありきでナチュラルに落とし込んで見せてきたところも目を惹いたけど、中でもおっとなったのは強化アイテム/フォームのレイジングソード/コマンドフォームの魅せ。レイジングソードのギミックが先んじて公開された玩具情報だと「トリガーを何度も引いて剣戟することでエネルギーをチャージし、装着されたバックルをセットしフォームチェンジ」という感じで紹介されてたので本編だとどういう感じになるんだろうかと気になっていたのですが、レイジングソードで相手を切り結びまくる戦闘を先に行いその流れでエネルギーチャージ、それによって装着してたバックルが使えるようになって変身、という感じでレイジングソードによるスタイリッシュな剣戟アクションとメカニカルでゴテゴテしたコマンドフォームの火力マシマシのパワフルなアクションを段階的に魅せる構成にしてたのはかなり面白くて見事でしたね。玩具ギミック自体がこういう魅せありきで作られてはいただろうけど、ニチアサの玩具ギミックを戦闘に合わせてテンポ良く丁寧に、余すことなく見せることにおいては一家言ある坂本監督が演出したことで分かりやすく、それでいてド派手になったのはデビュー戦としてグッドであったなと思いますね。レイジングソードでの戦闘はブレイクダンス的なアクションが随所に織り込まれてたりと前回のフィーバーマグナムフォームのアクションに通ずるところがあり、近接・遠距離とそれぞれジャンルは違うながらもギーツのバトルスタイルとしてシームレスに繋がった感じがあったところが面白く、コマンドフォームも両肩の砲塔からのブッパと背中のアンカーによる衝撃抑制のギミックが見応えがあり、と良い感じの魅せがふんだんで満足度は高かったです

 

という感じでキャラの動きや新戦力の投入が本編を様々に盛り上げる中、特に気になったのはやはり今回のゲームの発端になった謎の少女の存在。ウィンくんも巻き添え食ったのでどこ寄りの勢力に位置する存在なのかはまだ明確にできないけど、見た感じはジャマトサイドに肩入れしてるのよな...(ドライバーを横流ししてたし、能力が人間のそれじゃないし) この辺もアルキメデルの差し金なんだろうかどうだろうか ジャマト寄りの存在なのに人間の姿、ってのが植物モチーフっぽいのにライダーで普通に人間なウィンくんとの関連とかを色々連想させられるんだけど、ここはまだ保留か

 

 

以上、ギーツ第13話でした。今後の展開を左右していきそうなDGP運営の動向に惹きつけられると共に、キャラクター周りの言動もなかなかに面白いエピソードでしたね。コマンドフォームも良い感じに派手さとギミックの活用が見応えあって大満足。次回は更に話が動きそうだし、そろそろ映画が近いからその辺がどう絡むのかも気になるしで、ますます目が離せないところです ギロリくんの明日はどっちだ(

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた