AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

なんだこのイチャコラ空間

デリシャスパーティ♡プリキュア

第40話「俺に出来ること... ブラックペッパーと拓海の決断」

感想レビュー

 

 

[速報]拓海、遂に正体バレる 2022ニチアサキャラ正体未バレ耐久レース、現在犬塚翼が首位

そもそも同じ時期のニチアサで競ってんのがおかしいのよ(

 

拓海パパことシナモンの帰還で一気に展開していく物語の中、遂に明らかになる拓海=ブラぺの真実...!な今回のエピソード。冒頭数分でマリちゃんとシナモンの再会と情報共有、からのマリちゃんへの拓海正体バレ、と凄い勢いで展開巻くので、速いッッッ、てなったよ()

 

そんな今回はマリちゃんや父親シナモンへの正体バレを経た拓海が、やがて戦う力を取り戻せるマリちゃんに戦うことを託してその危険や責任から下りるべきと諭され苦悩する展開が前半の軸に。この辺は力を手にした経緯や知ってる情報の濃度といった点において、ゆい達プリキュアとは違って分からないことだらけな状態で今まで戦ってきた拓海だからこその回し方という感じであり、それをこの終盤でガッとぶっ込んできたのはストーリーを回す上で重要なところであったなと。ゆい達に話すべきかどうかも含めてそのことで悩み若干上の空気味になったりしてる拓海の様子は等身大の描き方って感じで良かった  その後楽しそうなゆいを見て笑みが溢れたところをあまね会長にめちゃ冷静に突っ込まれて慌てたり様子がおかしいのを追求してくるゆいを食べ物の話題で逸らす幼馴染の手慣れた扱いを見せたりするとこも微笑ましくて好き() 他にも言ってる人割といたけど拓海と会長の距離感も地味に好き 同級生だからというのがあるとはいえ会長が「品田」って呼び捨てで呼んで割とナチュラルに話してんの良いよね...

ちな余談だけど、思いもよらない力を手にし、今まで分からないことだらけな中で自分なりに決断し戦ってきたところでその責を背負う必要が無くなり、どうすべきなのかに思い悩むことになる、という流れは奇しくも現在放送中のでっけぇ光の巨人においても似た感じの展開が最近あったので、なんとなくそれを彷彿とさせられたところでありました 迸るダイナミックなブラぺ...

 

しかし拓海は「見ているだけなんてできない」とマリちゃん達のピンチの中颯爽と変身し、巻き込まれてやってるわけではない、自分自身の意志での戦いであることを今一度示し立ち上がるというベタながらも熱く痺れる流れで再び立ち上がってくれました。一瞬の簡易な感じのやつだけど変身バンクっぽいものも挿入されたりしてて、流れ的には単独でバトってフィニッシュまで行ってもおかしくないくらいの瞬間風速があってめっちゃアガりましたね...
子供に代わって戦ってくれるマリちゃんという年長者もいるという上で、自分は手にした力や戦う責任に果たしたどう向き合うのか、というところを描いたこの辺りの展開、構図的なところで見るとゆいがマリちゃんとの関係を通じてプリキュアとしての決意を固め戦いへ身を投じていく過程を描いた本作最序盤の第1、2話の流れに少し重なるとこもあるなとちょっと感じましたが、ここはゆいと拓海という密接な関係にありながらもそれぞれ別軸で戦ってきた2人を描くという意味で多分意図的にそういう描き方してるとこはあるよなと。拓海周りの展開を引っ張りに引っ張った上で拓海にゆいと同じような流れでヒーローとしての決意を再確認させるの、なかなか粋で良かった

 

その際居拓海の変身の場に居合わせブラぺ=拓海の事実を知ることとなったゆいが衝撃の事実に戦闘もままならないほど放心するハプニングも起きたものの、ここでも拓海がゆいに喝を入れると共にゆいのやるべきこと・やりたいことを後押しして立ち上がらせる活躍を見せてくれました。流石幼馴染だからこその圧倒的理解度...ゆいを優しく諭す時にはブラぺ時の低音じゃなくて拓海寄りの柔らしい声色になるの、ゆい相手だからこそって感じで良いよね  戦闘においても身を挺してみんなを守ったり、その体で一斉攻撃で逆境を突破して見せたりと今回の主役に相応しいヒロイックな活躍多しでとても満足でしたわ ちょっと前は出ないこともザラって感じだったけどここぞでは凄く良い活躍するよ拓海は

 

戦闘後には拓海の正体を急に知ってパニックになった時の情緒がぶり返してゆいが泣き出す一幕がありながらも(慌ててる拓海の横の方で「何泣かせてんだ」みたいなデフォルメ顔してるフィナーレがツボ)、拓海がそれをなだめ、2人で肩を並べながら笑顔でお互い改めて語らう形で無事着地、となりましたが、この辺2人を取り巻くキラッキラの空気感があまりにも良すぎて観ててナチュラルにニヤついてしまったわね()  「抱けっ!抱けーっ!!」ってTLにノスタル爺が湧いて出てたのめっちゃ面白かった いやほんと今までだいぶやきもきする感じの距離感で膠着させて我々を焦らしに焦らしておいて、ここにきて一気にガッと距離を詰める感じのめちゃ良いシーンぶっ込んでくるのはずるいんだよなぁ!!?カップリングの話とか普段全然しないしそこまで興味もないけどこーれは拓ゆい大正義でしたね...後方で良い感じの2人を微笑ましく見守るマリちゃん息子の恋の行方に男として敢えて何も言わないとばかりに静かにどんと構えてるシナモンの後方腕組み見守り大人組のカットも、画面の向こうで見守る我々とシンクロするものがあって凄い良い味出してたし、マジで超良かった

 

かくしてマリちゃんのデリシャストーン修理のあれやこれを取り巻く形で話も進み、拓海・シナモン・マリちゃんは一時みんなとは別行動、という運びに。精神的支柱な大人のマリちゃんや色々本筋にも関わるシナモン、今回を経てより頼もしくなった拓海と良いメンバーが一気に一時離脱となったのはだいぶ寂しいが、クライマックスに入る段階(残りの話数的に案外割と近いうちかも)の大きなピンチに対しては戻ってきてくれるだろうし、そこは楽しみに待ちたいね 遅れながらもここぞでバシッと帰ってきて決めて欲しいぞ

 

と、ゆい達の方の話が大きく進んでいった一方、ブンドル団の方では皆の知らないうちに多くのレシピッピが捕らえられ、もうすぐレシピボンが完成せんというところまで来ていた...というだいぶ衝撃的なピンチが明かされて締め。「敵が大抵主人公達の周りにしか出ない」は特撮ヒーロー作品やプリキュアシリーズをはじめとした変身ヒロイン作品における一種のお約束(割と理由付けして描いてるパターンも多いが)なわけだけど、そこを「本編で描いてたのは本当にゆい達の周囲/異変を感知できる範囲の話であり、それ以外のところでは普通に敵が作戦を順調に進めていて、その弊害も大いに出ていた」としてきたのは色んな意味でだいぶ身も蓋もない容赦のなさがあってたまげたね...被害も実はダイレクトに、それでいて緩やかに色んなとこで出ていたというのがゾッとするところでもあるし、正直ブンドル団舐めてたからこれは一本取られた 最近しれっと出てくるようになってたスピリットルーのファンネルが各地に飛んでレシピッピ捕まえてたのかな...ブンドル団、ここからどう動いていくのだろうか...セク姐も前回今回と料理嫌いにまつわる過去が仄めかされ心揺れてそうな一幕があったりして(彼女個人の主義としてどうの以前に、自分の不器用さで大切な人に見放されたトラウマ・嫌な思い出みたいなのが現在の彼女を形成してるっぽいというのはけっこう重要なとこだったね)今後彼女がどうなってくのか気になるし、注目

 

 

以上、デパプリ第40話でした。拓海周りを中心にストーリーを大きく動かし、拓海のヒロイックさとゆいとの関係の深化で熱く楽しく盛り上げた回でありました。次回からいよいよマジの大詰めに入りそうだしその前に良い活躍が見れたなという感じですね とりあえず2人のイチャイチャが見られたのは一番デカい(

デパプリも年越し前の次回を経て後はラストまで一気にゴリッと進みそうだし、楽しみに座して見守りたいですね もう終わり近いのか...

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた