AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

マッシブ王蛇

仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル

感想レビュー

 

 

※本レビューはネタバレを多分に含みます。未鑑賞の方はご注意の上、鑑賞された後に読んでいただくことをお勧め致します。

 

公開から早2週間近く経つ本作ですが、ウチのTLに絞った限りでもこの映画絡みで一番目につく話題が「次郎さん演じる王蛇のマッシブな腹」なのそれで良いのだろうかという気持ちになる() たしかにけっこうデカかったけどさぁ!! 映像だとまぁこんなもんじゃない?って感じなんだけど静止画で見ると腰回りが紛うことないくらいかなりマッシブなんよ

 

2作のライダーが共演する年末の風物詩、ライダー冬映画がギーツ×リバイスのコラボ作として今年も公開と相成りました。MOVIE大戦名義の頃を思い出させる複数部構成の復活、バトルロワイヤルがテーマのライダー作品の先達である龍騎のキャラクター達がまさかの参戦、と色んな要素で公開前から注目されていた本作を自分も公開日に鑑賞致しました。

が、結論から言うと個人的にはちょーっと微妙だったな...というのが本音。見所は実際沢山あったんだけどどれも今一つ盛り上がりきらなかった(盛り上がりに足ると感じるほどの構成となりきってなかった)感じで全体的に単調さが否めなかったというか、総合的に見て大きな失点も無かった(リバイスパートがちょっとうーんという感じではあったが)のだけど大きな加点も少なかったかなぁというか 情報の整理とかも込みで2周目鑑賞もしたんだけど、1度目2度目共に定期的に眠くなって姿勢崩したりしてしまってたのよな 率直に心躍るものが少なかったなという感じで、久しぶりにけっこう難しい評価になっちゃう映画がきたなぁ...という印象でありました

 

 

・リバイスパート

てなわけでパートごとの感想へ。

まず最初に展開されたリバイスパートの話になりますが、なんというかまぁ、いつも通りのリバイスだったなぁ...というところに落ち着くというのが率直なところ。TV本編後半に感じてたのと似たベクトルの引っ掛かりを大量に感じて しまって全然乗れなかった感じですね...いっちゃん最初のこのパートでこれだったのが後の視聴感にも響いたかもしれん

 

中でも一番うーんという感じだったのはやはり、公開前から大きな目玉として推されていたバイス復活までの流れ。そもそも「TV本編最終回を経た一輝が『バイスという悪魔が自分達の下に一緒にいた』ということを知っている」というのが大前提として設定されていたところから盛大にエ------ッッッてなっちゃったんですよね。自分の存在を一輝の中から消してでも彼を家族の元へ返したかけがえのない相棒たるバイスの覚悟と愛で締め括られたTV本編のラストを経てその復活を描くとなったら、普通は「何か大事な存在がいた気がする、的なほのかな引っ掛かりを感じていた一輝が新たな戦いの中で危機に陥りながらも奮起した時、その想いに応えてバイスが復活、それを受け彼を思い出した一輝が感情を溢れさせて再会を喜び、今一度最強コンビとして立ち上がる」的な、バイスを忘れてしまっていたからこそ生まれる一輝がそれを思い出した時の感情の劇的さ(およびそれをよりグッと引き立てるためのバイスの復活の良い意味での勿体ぶりといった段階的な構成)といったところに重きを置きここぞでバンと炸裂させるのが黄金パターンだと思っていたわけで、初っ端の前提のところからそれを崩されてしまった気分というかなんというか(後から聞いたところによると一応これはただ雑に前提として済ませたというわけではなく、ファイナルステージでやったストーリーの内容がだいぶガッツリと反映されたものだったからとのこと。とりあえずは前提とするだけのものがあったことには安心したけど、当方多くの人が観やすいとは限らない媒体で出した番外編での展開や設定をTV本編としっかり地続きの劇場版やVシネのストーリー自体にダイレクトに絡めてくる手法がだいぶ好きではないクチだった、のでそれはそれでどうなの...と感じてしまい結局納得はできなかったというのが正直な感想。じゃあそっちも観てみたい!ってなるよりも、ハ-ンそうですかってなってその媒体からますます距離置きたくなってしまう天の邪鬼的な性格ゆえ...)

あかれもん on Twitter: "リバイスパートのバイス復活、ロジックがまじでファイナルステージ見てないと雑にしか見えないのでファイナルステージマジで見といた方がいいです…見てるかどうかで受け取り方だいぶ変わっちゃいます" / Twitter

あかれもん on Twitter: "精神世界の話とかバイスに関する記憶の話とか今になって思うとリバイスパートまじで「ファイナルでなにがあったかはみんなしってるね?」と言わんばかりにファイナルの内容を引用してるので絶対ファイナル見た方がいいです それはそれとしてそんな不親切すぎる設計は流石に怒られろ" / Twitter

加えてそこからバイス復活へ直接的に繋がる展開もあまりよく分からなかったという感じだったんですよね。瀕死の重傷を負い生死の境を彷徨う一輝が、眠りに就いて楽になるか、辛い戦いへ戻るかの選択の中で「家族のために戦いたいから戻る」と口にし、その手をバイスが握って引き戻す、と演出の意図自体はちゃんと理解できてる(と思う)んだけど、1年のTV本編を経て曲がりなりにも家族を想う超絶お節介のヒーローとしての強さや頼もしさが固まった一輝を今描くにあたって、「戦い続けるか楽になるか」みたいな生死の境での問いかけを投げかけるコテコテの展開を当てがうのがどうも「今更それ必要?」と思えてしまってなんとも微妙だったという印象でした(演出自体がいらなかった、てわけではなく、一輝なら戻るに決まってるやろがい!というキャラへの信頼感がある中で妙に間伸びした問いかけをする演出が続きダレた感じがあったのが不満、といったところ。TV本編の序盤・中盤なら熱いものとして素直に入ってきたかもだが)。加えてその最中に一輝に問いを投げかけてくる謎の声の演出が、どういう意図として入れたものだったのかイマイチピンとこなかったのも微妙さの一因。素直に捉えるなら一輝の真相意識とか心の陰とかそういうことなんだろうけど、それこそ前述した一輝というキャラへの信頼感との齟齬になって全然しっくりこなかったし、作り手側が何をどこまで意図してるのかパッと理解しづらいの含めうーんなんとも...という。

そうして復活したバイスがいることの安定感、およびリバイスコンビの怒涛の活躍自体は流れとしてまぁ悪くはなかったのでそこは素直に良かったなと思うけど、結局視聴感としては前述したバイス復活までの布石や展開運びに乗れなかったのが響いて熱くはなれなかったというのが素直な印象ですね...リバイスコンビのバトルで一気に熱量が上がる構成になってた分、その前振りであった他のライダー達のバトルが踏み台っぽくなって微妙に感じられてしまったのもなんだかなという感じだったし。サブライダー達の踏み留まりがあった上で遅れてやってきた真打リバイスが逆転をもぐ、という鉄板の流れなのは分かるんだけど、TV本編の実質的な裏ボスにもなったジュウガも交えた5人のライダーが必死に戦ってノされるという絶体絶命感の高いシチュエーションがあったことで、後から来たリバイスコンビ2人だけで一気に戦況がひっくり返る展開が勢い任せすぎるように見えて「前のみんなの戦いなんだったの?」という印象になったのがなんとも、というか。バイスコンビに役が移った後、サブライダーのみんなが後ろの方でガヤ入れるだけになってたのもテイ良く引き立て役にされた感を高めてたのがな(ボロボロな感じでリバイスコンビの戦いを見守る、とかならまだしもだいぶ余裕ありそうな感じでやいやい言ってて「まだやれそうじゃねぇか...」って思っちゃったし)  てか一番可哀想なのはしれっと専用形態みたいなのもらってたのにそのデビュー戦が実質負け戦だった玉置くんだよ なんだあのしょっぱい活躍 かといってVシネで単独で出されてても食指が伸びた気はしないのでああだこうだ言うのも理不尽だが

 

という感じでバイス周りの描写に色々引っ掛かりまくったわけですが、他にもある意味リバイスパートの一際目立つ部分であった五十嵐家三男・幸四郎の存在、というかその魅せ方もちょっとモヤったところでありました。彼の悪魔が両パートで敵の強化に用いられたりと利用され、それを取り戻すために一輝達は戦いへと踏み込んでいき、やがてそれを巡るゲームに参加するギーツ/英寿達と邂逅していく、という感じでリバイスパートおよびギーツパート、要するに本作全体を通してのストーリーを展開させるきっかけとしても幸四郎の存在は重要になっているわけなのだけど、実際のところほんとに上で述べた舞台装置的な役割以上の意味合いはほぼ無かったに等しい感じであり、“幸四郎というキャラクター”自体にはあまり存在する意義を感じられなかったのが悩ましいというかなんというか。曲がりなりにも「家族」をテーマにしてるリバイスにおいてわざわざ新たに五十嵐家に家族を増やしたとなったら、そこを軸に家族周りのドラマを膨らませることもできたろうに特にそういうこともないんですよね。幸四郎から抜けた悪魔を取り戻さないと幸四郎の命が危ない」というところが一輝達の動機にはなってるのでそこがドラマ的な導線・ヤマとも言えるけど、それを一輝達が述べる様もどこか動機の強調のためにノルマ的にやってるようにしか見えなくて、どうにも幸四郎が作品全体で生きたキャラクターとして扱われてるように見えなかった感じが作品のイマイチさにグッと拍車をかけている感じ。随所で一輝達が「早くしないと幸四郎が危ない!」とくどいくらいに言ったり、生命の危機にある幸四郎を元太パパや幸実さんが心配するカットが入ったりするだけでも「家族のための戦い」というリバイスならではの軸がしっかり印象付けられたと思うのに、そういうのも特になく思い出した時に「悪魔を返してくれないと幸四郎が〜」って言うくらいなのでだいぶ持て余してる感じなのよね  最終的に幸四郎に悪魔を戻してハイ解決、でフェードアウトするし

幸四郎の悪魔も、言動とかを濃くしてマスコット的な意味でのキャラとしての面白さがあったかというと微妙なところで(長谷川さんの小生意気なガキっぽいアフレコは割と上手かったし随所のアドリブっぽい台詞回しもちょっと楽しかったが)、とどのつまり本当に「舞台装置」が関の山でキャラクター的には突き抜けきってない/突き抜けさせるよう描こうともしてないところなのでなんだったんだろうな...って印象でした

あとこれはあまりストーリー自体とは関係ないんだけど、幸四郎、というか幸四郎役の子が五十嵐家のワイワイした雰囲気に反してずっと今にもべそかきそうな、正直あんま楽しくなさそう表情してたのはだいぶ気になってしまったポイント。まだ小さい子供だし細かい演技とかできないのも含め「そういうもん」として受け止めるところなのは分かるんだけど、あまりにも五十嵐家の陽のテンションと乖離した表情すぎてもっとそこはなんとかしようよ...と思ったというか(普通のドラマとかだと、生まれて間もないくらいの赤ちゃんにフォーカスする際にもほのかに笑ってるカットとかちゃんと使っててフィクションならではの見栄えとかちゃんと意識してるのに、そこがしっかり掘り下げられてない上に周りは家族家族と一方的に楽しくはしゃいでちゃしょうがないでしょ、とどうしても厳しい評価になってしまう感じですね。家族をテーマにしてるリバイスなら尚更)

 

強いて言えば本パートの敵キャラのバリデロとイザンギは、「ギフに滅ぼされた星の生き残りにして、ギフの力を手にし宇宙の支配を目論む者達」という切り口がリバイスTV本編後のキャラとして絶妙だったし、棒術主体のバリデロほぼ不動の余裕ある徒手空拳のイザンギと双方良い具合にキャラの引き立つアクションをしてたのも良かった(リバイスコンビとの戦闘でイザンギがリバイの力押しの攻撃に押されて余裕を崩すという流れの変え方まで込みで好き)ので、ここは一義で気に入ったポイント。基本的にリバイス映画は敵キャラはあまり外さないからそこは良いなぁと

 

・ギーツパート

もうリバイスパートだけでだいぶ文字数埋めちゃったけどともかく続いてギーツパート。

こっちはリバイスパートに比べれば失点という感じの描写や演出は少なかったかな、というところではあるのだけど、身も蓋もない言い方をしてしまえばリバイス勢とギーツ勢(と龍騎勢)の追いかけっこが大部分を占めてた感じで、ガッと明確に盛り上がれるような派手さにも欠いてたという印象で、これはこれであまり面白味を感じられず、といったところ。手堅く2作のクロスオーバーを小気味良くやってたとも言えるけど、リバイスパートでちょっとボルテージが燻ってたのもあってあまりハマれなかったなーとも(近年の冬映画よろしく一本化されたストーリーの中で早い段階から2作キャラのわちゃわちゃを見せる構成になってたりしてたら割と素直に楽しめてたかもと思うので、難しい)。一応ギーツらしく色んなアイテムやギミックの魅せはふんだんであったのでそこは楽しかったのだが。

あとこれはシンプルに好みの問題(とあと先にも述べたボルテージの燻り故の乗り切れなさ)ではあると思うんだけど、随所に出てくる演出の数々がどこまでマジでどこまでふざけてるのか絶妙にしっくりこなくて楽しみ切れなかったのも悩ましかったところ。カゲロウの囁きで妙に裏表の無い景和の悪魔が顔を見せるところとか普通にコミカル演出っぽくもあるけど景和のキャラ性にまつわるなんかの伏線っぽくも見えて「え、これどういう塩梅で捉えたらいいの」という感情の方が強まってピンと来なかったし、謎にスシローをプッシュして店ではしゃぎ倒しながら戦闘するところエリア縮小から謎の乗り物に乗ってちんたら逃げるところとかは「今そのレベルのギャグやるとこなのか...?」という気持ちの方が強くてなんかビミョーな笑いが溢れたし、総じておそらくギャグ・コミカルシーンなんだろうというところにスッと没入出来なかったのが苦しかったなぁという感じでしたね...スシローのシーンとか「露骨すぎるぞオメー!!」ともっと頭バカにして笑うべきところだったんだろうけど、EDの一輝と英寿のシーン含めなんかあざとさの方が脳内に先行してハハ...ってなってしまったしなぁ シカゲームのネーミングもなんか冷めた感じで見てしまった(この辺もストーリーに乗り切れてなくて無駄に冷静に観てたのが良くなかったかもしんない)

でもギロリとコラスの突然の殺陣は一周回ってシュールで面白かったので好き。w 部屋の日本刀を揃って抜き始めるところまでは耐えられたけど、戦う前に徐にマスク付けるところでダメだった() どう見てもアクションの都合で中身切り替える演出としてやってるようにしか見えないよ!!!(小耳に挟んだところによるとマスクの演出は実際のところ中身を変えるためだったわけじゃなくキャラクターとしての儀礼的な行為だったらしいが(若干うろ覚えで意訳してるので実際の情報と間違ってたらゴメン)。にしたって無言でやり始めてもそこまで分かんねーよ!!)

 

そしてある意味本作で一番悩ましかったと言って良いかもしれないのが、公開前ファン達を大いに沸かせた龍騎勢参戦にまつわる描写の数々だなぁと。真司・蓮・浅倉がオリジナルキャストで登場と現行2作の共演作への客演としては破格な扱いではあるんだけど、それに反してストーリー中の扱いは実質ほぼお邪魔キャラ(実際はちゃんとプレイヤーだったんだけど)みたいな感じであり、真司や蓮に関しては参戦の動機・導線がちろっと示されはしたけどリバイス×ギーツ主体の展開の中でそこをまともに語る余裕なぞあるはずもなく有耶無耶に終わってしまい、という感じで、個人的なところをぶっちゃけて言ってしまうと「これ必要だった?」に尽きてしまうんですね...蓮とか鏡像真司とか微妙に原典キャラとのズレみたいなのも感じられてうーん?ってなったし(その点浅倉はブレなさすぎて安心したが。w)  後から冷静に俯瞰してみると、どうもリバイスパート同様にギーツパートへと集約していく龍騎パートの物語があった前提っぽい構成やキャラの立ち居振る舞い、要素の散りばめをしてる印象を受けたので、そこの行間とかを想像するの込みで楽しむものだったのかもしれないけど、こちとら普通に龍騎が物語に良い絡み方してくるの期待してたわけだしいや知らんがなって感じだしなぁ(身も蓋もない話、龍騎部分の描写は丸々無くても問題無い、というか無かった方がギーツ×リバイスの軸はもっとシュッとまとまったと思うくらいだったし、その塩梅になるくらいだったら最初から無い方が龍騎という作品の扱い的にも穏やかだったのにな...と思ってしまう)

まぁEPISODE FINALよろしくリュウガと泥臭くインファイトする龍騎の戦闘とか、EDで真司がギーツの準主人公たる景和と語らうシーンとか、いつぞやのRIDER TIMEの時にもちゃんとした形では描かれなかった真司と蓮の当時の原典と遜色無い感じの、反りが合わないながらもどこかコミカルで小気味良いやり取りとか、ならではみたいな良さが出た部分も少なからずあったのでそこは好きなんですけどね 景和のシーンでは渋めの大人っぽさのあった真司が蓮の前だと当時っぽいどこか抜けた雰囲気になるのとか、真司の景和と蓮とでの距離感や関係値の違いが感じられて面白かったし こういうところでもっと突き抜けて欲しかったなぁ

 

とまぁこっちもこっちでああだこうだと言いましたが、仮面ライダーシーカー/轟戒真のキャラ性や存在感は個人的に非常にお気に入り、とリバイスパートよろしく敵キャラ面はかなり刺さりました。シーカーはデカ武器3種持ちなメカニカルライダーという外連味が映画のラスボス相当のキャラとして良い味出してたし(ギガントソードがちょっと思い切ったところからの流用すぎるの以外は武器も割と巧い流用・活用で面白かったし)、TV本編への再登場の可能性の示唆まで込みで程良くキャラを魅せた戒真自体も一キャラクターとして割と気に入ったしと、個人的にデザイン面・キャラ面両方でけっこう打率高めな令和ライダー冬映画の敵ライダーの例に漏れない良さがあって好きですね 戒真のキャラはもっと余裕あれば踏み込んで描けたかもと思うしそこはちと勿体無いけど、「自身は力を示すことにしか興味がなく、勝利により叶う願いについても冷徹な父親の言いなりで望みを叶えるばかりだった」というキャラ性が彼個人の奥底の内面が掘り下げられないことと上手いこと噛み合ってドラマ的には描かないからこその味がちゃんとあったし、そこから敗北を経て彼が自分の望みを見つめ直しまた参戦してくるかもしれない、という引きを作ったのも粋であった 再登場が割と楽しみである

 

そしてクライマックスでは、デザ神になった英寿の願いにより、一輝が戦いの記憶=バイスのことを覚えていられるようになるという流れを経てEDへ。この辺はリバイスTV本編のラストからの流れとしてどうなんだろうと悩ましく思うところはあったながらも、英寿のささやかな粋が光ったところや一輝とバイスの繋がりがより強く残ったことには素直に気持ち良さがあったので良きかなという感じ。両作を絡めた上でのドラマ性ある落とし所としてはまぁ良い感じに絶妙でした  このままバイスが消えずに残るとかいう最悪のどっちらけエンドもあり得るかもと身構えてたし...

 

 

以上、ギーリバ冬映画でした。長々と話しましたがちょっとしょっぱい印象になっちゃったな、というのが正直なところでありました。ダメダメな作品だったわけではなく盛り上がるに足るものが全体通してあまり見出せなくて退屈という感じだったかなぁと リバイス好きな人にもギーツ好きな人にも龍騎好きな人にも、これぞと推せるセールスポイントが見出しにくい感じなんだよな...気に入ってる人自体はちゃんといるみたいだったし結局自分がハマれなかったというところに落ち着くだけなのかもだが  夏映画はもっとゴッと刺さる感じのものが来ると良いなぁ その前にシン仮面ライダーもあるけどな!

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた