AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

休みが欲しくて、競い合う。

ウルトラマンコスモス

第11話「動け!怪獣」

感想レビュー

 

 

太古の恐竜・ムラノクラフドンの化石から実体化し工事作業現場に居座る怪獣ムードンを移動させるため...そして来たる夏休みを自分が真っ先に手にするため、TEAM EYESの若造達が珍作戦に挑みまくる今回の話。公的組織なんだから公私混同するんじゃないよ() それでも他の面々の作戦が上手くいきそうだと普通に喜んだり、最終的な手柄はムサシのものだったと客観的に判断したりできてる辺りみんなちゃんとその辺は理性的である。えらい。

 

今回はムサシ達によるムードン移動作戦(と失敗)の模様がはちゃめちゃに描かれる前半パートから、ムードンの背景を解き明かしその気持ちを理解することで救おうとする心打つ展開が光る後半パートという流れが特徴的な話となっており、牧歌的でコミカルなテイストと温かで優しい雰囲気が良いバランスで描かれた面白い回でしたね。コスモスの魅力が詰まった回、とその筋で評価されたりもしていますが、実際「怪獣保護」という独自の要素をしっかり軸に据えた上でこれらの話運びを小気味良く行う感じはたしかにコスモスという作品のテイストがよく表現されてたなと感じます

 

前半パートはZAT顔負けのマジなのかマジじゃないのか分からんような作戦が緩い感じで描かれたりと、今までにも増して作劇がギャグにガン振りされていて非常に画面がやかましかったのが面白かったけど、何が一番面白かったってやっぱりノリが完全にムサシ達に同調していって良い意味でバカになってくフブキ隊員だったなと。w 夏休み消滅の可能性に急に焦り出したり、周囲の頓珍漢な言動に突っ込んだりするテンポ感の絶妙な間が良すぎる...w なんなら市瀬さんがバカンス中のフブキ隊員のイメージ図とか超絶ノリノリでやってるのが余計ウケる() 

ムサシやアヤノ、ドイガキ隊員はこういうコミカルな演出や振る舞いするのが割と自然ではあるから彼らだけでこのギャグパートやるとなるとまぁまぁ平常運転感あったと思うけど、ここでフブキ隊員が盛大にはっちゃけ出したことでギャップ的な面白さが増し一気に引き締まったのが上手かったなーと

しかしアヤノ隊員が繰り出してきた猫じゃらしマシン、一体元々はどんなことを想定して生み出されたのだろうか...w これに予算を下ろす判断したSRC施設部門、だいぶ正気ではなかったのでは() そもそも今回、シノブリーダーが「私は...関西風が好きなの」と急にお好み焼きの好みを自語りしてきたりと全体的にみんなおかしいのだが(

 

そして後半パート、EYESにより作り出された絵と鳴き声で再現された子ムラノクラフドンと邂逅したムードンが、長きに渡り心の底で望んでいた自身の子供との再会に涙を流し、コスモスの力で一時的に実体化した子と手を触れ合わせたことで満足したように光の砂と化し消えていく一連の流れはやはりいつ見てもじんと沁み入るものがありますなぁ...化石としての長い眠りから覚めて、自身の子が側にいないのを感じ取ってしまったムードンの心に深く影を落としたであろう孤独を思うと、あのシーンはこっちも凄く感情移入して見入っちゃうよなぁ(実際母親層からの共感が多かったそうな) ムードンの流す涙とか崩れ落ちて積もってゆく光の砂とか、演出がいちいち美しいのが良い...

そういえばムードンってビジュアル的には凄くシーボーズオマージュな怪獣だけど、実際にオマージュした怪獣だと言及されてる記述を見たことはないので、実際のところはどうなのかなとちょっと気になる。意外とそういうことではなかったりするのかしら

またムサシがムードンに寄り添い語りかけるシーンも、怪獣とわかり合おうとする彼の持ち前の心優しさや、「怪獣の本当の気持ちを理解する」というEYESの一員としての本懐を全うする心意気が感じられ、ラストの作戦実行のきっかけに繋がる流れを作りつつムサシのキャラを良い感じに掘り下げる演出になっていてなかなか好きだったところ。こうして現場で怪獣のことを積極的に理解しようとする姿勢は、第3話の経験を糧にしてる感じがあってなんか良いよね ムサシのこういう大元の良さがしっかり強調されたというところでも今回の話は良かったなと ED中にムサシが夏休みを利用して家族の下へ帰ろうかと語る台詞も、さり気ないながらも「THE FIRST CONTACT」での春野一家の関係というところに触れた演出で実に粋でした。

 

 

以上、コスモス11話でした。ムードンという怪獣の心に寄り添い救うストーリー展開が心を打つ話にして、その中でウルトラマンコスモスという作品が持つ魅力をしっかり強調しているという面白い回でしたね。ギャグと温かなテイストのバランスが良くそこでも非常に楽しめました。崩しに崩しまくったフブキ隊員とても好き。w

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた

どけ!!!俺はお兄ちゃんだぞ!!!

仮面ライダースペクター×ブレイズ

感想レビュー

 

 

※本レビューはネタバレを多分に含みます。未鑑賞の方はご注意ください。

 

 

今作は「仮面ライダーセイバー×ゴースト」の直接の続編となっているので、予めそちらを視聴するのをお勧めするぞ!ついでに↓のセイバー×ゴーストのレビューも見ておくと良いかもね!(ステマ)

剣士と幽霊がぁ、デアッタァ...(ウルルン - AnDrew’s小生意気レビュー記

 

2大ライダーの奇跡の共闘により、ダントン一派の残党と自称兄デザストからカノン...もといコピーカノンが助け出されたものの、タケル殿の追跡を免れたダントン残党の2人組にコピーカノンが再び連れ去られるという物凄く気になる引きで終わったセイバー×ゴーストから続く形で、更なる暗躍を見せるダントン残党と、それを追って人間世界へと本物のカノンがやって来るところから話はスタート。前作の時点だと黒い装束のカノンは本物が半洗脳状態にされたとか何かかと思ってたけど、ダントンの工房から連れ出されてたクローン数体の1人って感じだったんだねぇ

 

前述した通り、前回はお目にかかれなかった本物のカノンが今回満を辞して登場。影を纏った幸薄そうな感じや善悪の区別がつかない子供っぽい雰囲気の濃かったコピーカノンとは喋り方や佇まいが全然違う感じになってて工藤美桜さんの演じ分けが見事でした。当時の末っ子感強めな感じから打って変わって、時を経て相応の大人びた雰囲気も出ており、成長したなぁ...となんか親心が出てしまう(何様)

今回のカノンはかつて兄・マコトが自身の真実を知って苦しんだ出来事を想って、コピーカノンにまつわるこの一件で同じ苦しみをもう二度と兄に味わわせたくはないと1人で問題を解決しようとしており、カノンも自分なりにダントンの一件を深く受け止め向き合おうとしてたんだなぁ...となんとも言えない気持ちになる。因縁じみた関係を持つ自分の分身とも言えるコピーカノンを「姉妹」と呼ぶ様からも、彼女への微かな愛情のような気持ちを含んだ複雑な内面が感じられるのがまた...

そういう人格的な部分でもカノンの成長というのが窺えた一方で、今回の一件を1人で解決しようとしてる理由が今までマコト兄ちゃん達に守られてばかりだったことへの負い目故でもあったり、勇んで飛び出して行きコピーカノンと向き合ったは良いけど彼女達をその後どうしてやるべきかを考えていなかったことに後からはっと気が付いたりと、背伸びして兄に追いつこうとしてる一面や勢いが優先されて物事の深いところまでは思考しきれない一面なんかが随所随所で描かれていて、精神的な成長に関してはまだまだ気持ちの方が早ってしまっていて大人になりきれてない部分もあるなと思ったり。こういうところにはかつての末っ子感あるカノンっぽさが感じられて、少し懐かしさもありましたね

 

そんなカノンが実力及ばず苦戦し心が折れそうになる中妹のピンチに駆け付けるは、最強のお兄ちゃんにして、平成2号ライダーの申し子なる(褒めてるのか貶してるのかよく分からん)称号を持つ男、仮面ライダースペクター/深海マコト!ジオウでの客演が記憶に新しいだけにさほど久しぶり〜!!って感じでもないけど、こうしてしっかり物語の中心に据えられるとなると一気に存在感が増して良いですな

出番的には話の後半に入ってからの登場なので決して多くはなかったものの、妹カノンに対し彼女の決意を汲みつつ兄としていつでも頼ってくれれば良いと優しく支える様は安定感があってカッコ良かったですね しかし数年経っても相変わらずあの独創的なジャケットを見事に着こなしてるマコト兄ちゃん、というか山本涼介さんの端正な顔立ちとスタイルの良さ改めて素晴らしいなと...
そういえばカノンの回想において、眼魔世界で人々を特殊な力で癒し支えるマコト兄ちゃんの姿が描かれていたけど、あれって小説仮面ライダーゴーストの後日談パートで描かれていたVシネ後のマコト兄ちゃんの活動の様子そのまま(シンスペクター覚醒後にそういう力に目覚め各地を転々とし人々を救ってる、的な感じだったと思う)だったので、ここを拾って映像化してくれたのは何気に嬉しい。カノンがアランと結婚しててアランのことを呼び捨てにしてることも小説から拾った要素(あとアラン外伝でも小説より早く描いてたらしいです)だったしね。アランとカノンの結婚に関しては小説読んでない人がそれなりにいたみたいで驚愕の声が多く見られてましたね。「小説仮面ライダーゴースト」はゴーストファンは勿論TV本編にハマりきれなかった人も必見の作品なので是非に読んだ方が良いですよー!

 

そんな深海兄妹を取り巻く形で立ち回っていた今回のスピンオフのもう1人の主役・倫太郎も、「姉妹」としてコピーカノンに相対するカノンの複雑な心境を感じ取った上で、彼女達のことを慮って「家族ならば一緒にいるべき」と端的に真理を突き、コピーカノンに対しどうしてあげるべきかの答えをさり気なく示すという粋な活躍をしていて良かったですな。倫太郎自身はカノン達の境遇を深くは知らないので彼女にかける言葉は微妙になんかズレているというちょっとコミカルな感じを含みつつも(この辺初期の天然が少し入った倫太郎感があってなんか良かった。w)、「家族」というものを誰よりも大事に思っているという側面があるからこその真っ直ぐな響きもこもっていたのが絶妙で、ここは倫太郎の境遇やキャラクター性を上手いことカノン、というか深海兄妹に絡めてきた作劇として白眉だったなと。それでいて、ラストに飛羽真や芽依が彼の「新しい家族」として倫太郎に寄り添うというところまでちゃんと描いてたのもグー

2作品の2号ライダー共演作としての意味をちゃんと創出している、というのは当たり前のことながらも、しっかりそこが押さえられてるのは評価高かったですね

 

にしても前回、俺はお兄ちゃんだぞ!!と言ってやりたい放題大暴れしたデザスト、今回も俺はお兄ちゃんだぞ!!!!と主張して話や戦闘に迷惑にも乱入した挙句、仮にも前回は共闘してたダントン残党組をコピーカノンを吸収しやがるからという理由で攻撃したり、コピーカノンが全員(一時)吸収されたので興醒めして撤退したりと、やっぱりやりたい放題してて笑った。w トリックスターとして便利すぎる()

コピーカノンには作られた存在として惹かれる一方で、カノン本人のことは「ただの人間」として興味を持たない、という言動が図らずも、同じ出生ながらも色んな経験を得て立派に「人間」となったカノンのキャラクター性を深める形になってたのはなかなか面白かったですね

 

そして戦闘パート。カノンが仮面ライダーカノンスペクターなる新ライダーとして参戦する展開は意外すぎたな...!スペクターよりも顔のパターンの尖り方が抑えめだったりするおかげで表情が気持ち柔らかに見えるマスクや妹眼魂を意識した感じの白+ピンクのカラーリング、ムゲンゴーストのパーカーを袖無しで裾が長く良い感じに女性的なシルエットに見せるよう流用した感じのデザイン性など、なかなか凝ったデザインで良きでした ちなみに工藤美桜さん、これでライダーと戦隊両方に変身した初の女性キャストになったそうです おめでとうございます!

そんなカノンスペクターを交え、スペクター、ブレイズが織り成す3ライダーの戦闘では、ブレイズがスペクター激昂戦記のWRBでブレイズ・スペクター激昂戦記に変身。デザイン的にはほぼディープスペクターのパーカーをブレイズに被せただけみたいな感じなんだけど、これが思いの外収まりの良い感じでカッコ良かった。1発1発が重いラッシュを連続で繰り出すスペクター特有のボクシング的なファイトスタイルを盛り込んであったりと魅せ方も上手かったね

しかし音声読み上げで「この動物(※汎用音声)」呼ばわりされてるけどマコト兄ちゃんそれで良いのか。w まぁこのブック寄越したのはタッセルなんだけども マコト兄ちゃんもマコト兄ちゃんで、突然現れてWRB渡してきたおっさんを「派手な格好の人で済ますんじゃない()

大ボス怪人相手のバトルではスペクターがシンスペクターに変身!シンスペクター好きなのでここはめっちゃ嬉しかったね。グラトニーバイトとラストバレットをVシネの時と同じ演出で繰り出してコピーカノンを救出しつつ大ボスに大ダメージを与えたり、カノンスペクターと共に兄妹Wライダーキックを繰り出したり(2人とも翼を大きく広げた構図が綺麗)と、演出も良い感じに見たいものを押さえてくれてて満足でした。にしてもシンスペクターの技2種類食らっただけで大ボス怪人がかなり堪えてた辺り、エヴォリュードの耐久と再生はイカれてたな...と改めて(シンスペの技見た目的にどれもそれぞれが致命傷レベルの威力してるもんなぁ)。

 

かくして事件は収束。ここで「カノンがいっぱいだぁ〜」を擦ってくるのはまー正直ちとあざとさはありつつも、コピーカノンを家族として深海兄妹が受け入れる、という今作の締めとしてそこはかとなく気持ち良い感じに使ってきてるのが若干上手くて腹立つ。w

前作ではセイバーOPをED曲としてたけど、今回はゴーストOPが流れてましたね 「我ら思う、故に我ら在り」、こういうしっかり綺麗に収まった時に流れるとやっぱ気持ち良さがとても大きいなと 久々に作中で聴けて良かった

 

しかしダントン残党組を動かしていた謎の男は未だ倒されず。奴は裏で密かに怪しい笑みを浮かべており...

 

以上、スペクター×ブレイズでした。内容的にはカノンをメインに据えつつも、マコト兄ちゃんと倫太郎の絡みもきちんと意味ある形で物語に落とし込んでおり、キャラクター描写が細かく楽しかったですね。戦闘シーンも目を見張る演出やサプライズ性多しで満足度が高く、総じて前回と併せ面白いコラボスピンオフだったなと。

しかし不穏な影を残して終わったあたり、まだまだ続きはありそうな予感。大方の予想はやはりエスパーダ×ネクロムなわけですが果たして。期待したいですな

 

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ではまた

コンコン コンコン 釘を刺す トドメも刺す

機界戦隊ゼンカイジャー

第17カイ!

「ぬぬっとオカルト同好会!」

感想レビュー

 

 

「映画の撮影始まったら介人かジュランがそっちに回ってTVの方の撮影できなくない?」

「じゃあジュランが透明になってスーツなくても声で表現させられる話やりましょう」

「面白いけどそれ4週分くらいはやらなあんま意味ないなぁ」

「じゃあゼンカイオーの半身合体で半分だけ取り残されるとか」

「それも面白いけどどういうシチュエーションでやればええか分からんなぁ」

...と映画撮影のスケジュールとの兼ね合わせを踏まえたボツネタが魔合体して生まれた今回の話。ちなみに公式サイトの書き振りから察するにこのアイデアの最終的な採用に至ったのは、本来の目的であった映画撮影との兼ね合わせとは特に関係なく、面白そうなのでぶっ込んだからな模様。本末転倒では() 面白いからOKです

機界戦隊ゼンカイジャー 第17カイ! ぬぬっとオカルト同好会! | 東映[テレビ]

 

今回の怪人は透明人間のトウメイワルド。包帯ぐるぐる巻きに帽子とサングラスという今日日見ないようなレトロスタイルの透明人間ビジュアルでなかなか味のあるデザインでございました。まだレトロワルドの能力切れてなくない?()

普通に動いてても目の前や足元のものが見えなくてぶつかる、という影響は割と地味に嫌ではあるんだけど、今までのワルドに比べるとぶっちゃけしょっぱい能力なのでバラシタラさんはなしてコイツを送り出したんや...ってなるなw そりゃボッコワウス様も苛つくよ でもクダックを透明化させた上で物量で押し切ったり、見えない障害物で戦いづらくさせたりと侵略よりかは意外と実戦向きだとは思うぞ

 

そんなトウメイワルドの能力に今回のゴールドツイカー一家は終始苦戦。「ある!あるじゃんほらここに!コンコンコンコン!ここに...」って興奮気味にパントマイムしながら訴えるフリントの必死っぷりがなんかやたら面白かったw ゾックスの変身時に一緒になって踊ったりと可愛げあるシーンが増えてきたよね

 

でもこんなしょっぱい作戦も伸び伸びとやれてる辺り、バラシタラさんがボッコワウス様のご機嫌を取ってくれるゲゲとの持ちつ持たれつを上手いこと活かそうとしてるのが窺えるわね ゲゲが偉そうにするのはともかく、自分の利になるなら(少なくとも現状は)しっかりその旨みは頂戴する、という気質は要領のいい企業人感あるね

そしてイジルデもその裏で何かを推し進めようとしてる...と、トジテンド幹部陣の行動にはいっそう油断ができないなと

 

今回はトウメイワルドに振り回されながらも、オカルト好きで集った子供達の好奇心に応えるべく奮闘するマジーヌや、トウメイワルドのせいで文字通りほぼほぼ影も形もない透明状態にされながらもマジーヌや子供達のために踏ん張るジュランおじちゃんの姿が描かれました。自分達と一緒に七不思議回りができなくて寂しそうな子供達に凄く申し訳なさそうにしたり、一方でその原因のトウメイワルドに恨み骨髄でブチ切れたりと今回のマジーヌは感情の起伏が激しくて面白かった。w 「お前を倒すって話だがァァァ!?」「みぃーつけたァ...!」の台詞にドスと粘度を込めた宮本侑芽さんの演技が大いにはっちゃけてて実によろしかったw

第15カイで諒の気持ちをすぐに理解できたことといい、マジーヌは幼い頃なかなか人の輪に加われなかった経験や、好きなことに対し真っ直ぐになれること、自分の好きを理解してくれる者がいることの嬉しさを知っていることを基に、同じような立場の子供の気持ちを的確に理解して寄り添うのが上手なんだよねやっぱ 短期間の間にさり気なくもマジーヌのそういう良い部分を細かく見せてきてくれたのは良きところね

でもマジーヌ、トウメイワルドへの呪詛を込めるがごとく地面から無数の釘を生やしてきてまきびし的な使い方するの、ヒーローの戦法じゃないんだよなぁ() ジーヌたまにそういうえげつない技使うんだよな...

 

一方のジュランおじちゃんも、透明化のせいでコミカルに散々な目に遭いながらも、子供達のためにしっかりお膳立てに奔走してくれていたのが印象深かったですな。ラストシーンで草の影に隠れながら子供達の喜ぶ姿に喜ぶささやかな優しさに胸打たれましたね...

まぁそのために透明化したまま動き回った結果、だいぶ一般人達を恐怖させてたけど() ジュランが吹っ飛ばされてズタボロになりながらも立ち上がり突き進む一連のシーン、ジュランの台詞自体は熱こもっててカッコいいんだけど、透明ジュランにより巻き起こされるポルターガイストで周囲が怯える様子とのギャップがシュールで面白すぎるんだよな...w ジュラン落下直後の水面爆破がやたら迫力あったのがまた(

 

そして巨大戦では、ゼンカイオージュラガオーンがジュラン側の半身だけ透明にさせられてコックピット剥き出しの格好にさせられるという絵面を、DX玩具を使って演出するという何気に凝った見せ方をしててなかなか面白かったw 爆破と共に棒立ちで倒れゆくゼンカイオー(半身透明)の画がなんとも言えないシュールさあって実はちょっと好き。w

今回のフィニッシュは長らく描かれなかったツーカイオーリッキーの必殺技によるものだったけど、光飛び交う演出が綺麗で見応えがありこちらもイカしてましたね。今後もちょいちょい使って欲しいな〜

 

かくして事件は一件落着。

しかしトジテンドパレスでは自身のやるべきことに迷うステイシーくんの姿が...

 

以上、ゼンカイ17話でした。夏のホラー回...的なテイでありつつ、マジーヌの感情豊かな姿やジュランの粋な優しさなど細かいとこでキャラの良さが光る回となってましたね。ジュラン着水の爆破とか半身ゼンカイオーなど、特撮面で見てて面白い演出多しだったのも良く、緩めのテンションで楽しめる回でした。

 

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学生(人魚(女王候補(大海出身)))

トロピカル〜ジュ!プリキュア

第18話「歩くよ!泳ぐよ! ローラの初登校!」

感想レビュー

 

 

ローラの人間化について、流れ的にはローラの想いが身を結んだという感じだったわけだけど、そこに前回みのりん先輩が語った「何か望みを叶えるためには、他の大切な何かを失わないといけない」という台詞が(現段階では)あまり掛かっていなかったのはちょっと気になったポイント。この辺原典の人魚姫にちょっと準じて、人魚であることと引き換えに人間になった、とも取れるけど、そこら辺の葛藤が描かれたわけではないのであまりピンとはこないし。ローラがその等価交換をもすっ飛ばし奇跡を起こした展開になったのか、それとも後々「人間になった代わりに...」的な形でまた物語の中でその要素が登場してくる展開になるかもしれないのか、というのが気になるところですね。ああして印象的な言葉として出てきた以上特に回収されないとも思えないので後者が濃厚かなと個人的には考えてるけどはたして 後者になるとしたらちょっとローラ周りの展開が不穏だな...と

※先週のトロプリ17話感想レビュー記事より引用

想いの健脚 - AnDrew’s小生意気レビュー記

 

ワイ「人間になった代わりに何か起きてしまうのかなぁローラ、心配だなぁ...」

 

ローラ「別に普通に戻れるわよ、人魚(冒頭で人魚モード披露)

 

ワイ「人の心配返せやこの熱帯魚!!!!!!!!!

 

そんな「戻れるんかい!!」な冒頭シーンからスタートした今回。前回の記事で人間になった代償についてマジメに心配してたというにこの人魚、欲しいもんきっちり掴み取るだけ掴み取って五体満足でいつも通り存在してやがった() トロピカってんなァ...!

と、リアタイ時初っ端から思わず突っ込んじゃったわけですが、別にこの展開が不満ということはなく、何かを得るために何かを捨てねばならないという定説を強い想いでぶち破りローラが自身の夢を叶えた痛快さに振った明るい作劇は実にトロプリらしくて良きという感じですね。むしろこれは代償がどうとか邪推したこちらの負けですわ(何が

とはいえこの要素が後に何かしら不穏な形で話に掛かってくる可能性はなきにしもあらずではあるところで...でももうこうなったらトロプリ的にはいっそそんなの全く起こらず最後まで行った方が良いなと思うので是非行ってくれ 行けッ!

まぁ何はともあれここが丸く収まって良かったですわね ローラの人魚モードもまだまだ見れるのは嬉しいしね ローラがこの後ずっと人間モードだったらOP映像全部変更にしないといけないしね!という身も蓋もない理由が挙がっててそれにやたら納得しちゃったのは内緒だ()

 

そんな今回は人間となったローラの初登校回。みんなから注目されたりして浮かれたりゲスい高笑いで調子に乗ったりするローラが物凄く初期のテンション感あって、精神性成長してもこういうところブレないの良いなぁ...と改めて思いましたw しかし全校生徒の前だろうと自分の素性ほぼフィルターかけずにド直球でペラペラ喋る辺り、メインメンバー中で人魚のことについての守秘義務一番果たせてないのやっぱローラなんだよなぁ...w そういうのはまなつの役回りだろ!?(失礼) 人魚の秘密守れと最初に言ったのはお前やといういうに初期の頃からちょいちょいポカしおってからに()

 

学校生活謳歌中のローラに関しては、理系分野(特に海関連か)は得意だけど文系分野や地理などの丘の上のことに関してはちんぷんかんぷん、得意の泳ぎも人間モードに慣れてないせいで実質カナヅチ、とポテンシャルの高さはあるのにそれを活かしきれないのでぽんこつの枠に収まってるって感じですね...w 勉強面で分からないことがあっても隣のまなつが壊滅的だし() めっちゃ表情と声色は明るいのに返答はぼやぼやなまなつほんと笑う

ローラはここから人間の脚を手に入れたことによる利便も不便もこれから経験していって、一歩ずつ成長していくって感じになるのかもね 脚だけに、なんつって(審議

 

そしてラメールがやたらと回転しまくってた戦闘シーン。ゼンゼンヤラネーダのデザインがどう見ても宇宙竜ナースだったのはニチアサ前に再放送やってるセブンを意識してるのか、それともナースモチーフの戦闘母艦が出てくる新作ウルトラシリーズを意識してるのか(違)

それは置いといてもコースロープ素材でああいうビジュアルになる辺り、やっぱりヤラネーダシリーズのモチーフのアレンジの仕方は何気に秀逸で好きね

今回久々にサマーの個別技がラメールの技の繋ぎとして繰り出されてたけど、しばらくは他のメンバーの技もこういう感じで順番に使われるのかな 忘れないくらいに初期技もたまに見せてくれるのは嬉しいので是非にやって欲しい。

 

と色々ドタバタがありながらも、トロピカる部での活動を密かに楽しみにしてたりと学校生活に胸躍らせるローラや、そんなローラとの日常を楽しむまなつ達がとても微笑ましく、ローラの人間化&プリキュア入りを挟んで以降の物語が楽しみになる良い回になりました。一緒にいる時間も沢山増えるしキャラクター同士の関係性とかももっと広がっていくと良いなぁ

どうでも良いけど今回のみのりん先輩、調子こくローラに対して口数少なめに端的に突っ込む静かな感じが地味にシュールだったんだけどどうしたんだろうか。w 今日は省エネモードだったのか先輩(

そして実質独占状態となったアクアポッドで特に誰にも邪魔されず一人暮らしを謳歌するくるるんがまたシュールw ローラと二人暮らしの時はたまにもみくちゃのおもちゃ状態にされたりしてたから今相当のびのびだろうな...(

 

 

以上、トロプリ18話でした。前回の大きなイベントを挟んで新たに始まったローラの生活と、それを取り巻くまなつ達の様子が楽しく描かれ、良い箸休め回にしてこれからの彼女達の日常が楽しみになる回だったなと。この変化が物語やキャラクター描写を面白くしていってくれると良いですね

 

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ストリウス終末紀行

仮面ライダーセイバー

第41章「二千年、綴られた願い。」

感想レビュー

 

 

流しそうめんやっとる場合かァーッ(バシ

...って一瞬思ったけどよう考えりゃ分かりやすく巨悪なイザクを完膚なきまでに叩きのめして平和を守ったと言えるわけだしそりゃ祝杯の一つも上げますわなと

しかしこの緩いノリの日常みたいなの自体は素直に楽しいけれど、今までそういう描写やる暇もないくらい怒涛の展開だった中で物語も大詰めになった終盤にこういう描写入れてこれられると個人的には「もっとちょいちょいやって欲しかったわね...!」みたいな気持ちになる 「本当なら去年の暮れに私の打った年越し蕎麦をみんなで食べるはずだったからなァー!」とか「蓮もいればもっと良かったんだがな〜」とか言われると何とも言えない気持ちになっちゃうし...()

最近は尚のこと縦軸強めだからそういうのやりにくいだろうとはいえ、やっぱストーリー展開に適度にゆとりがあってキャラ同士が何の気ないやり取りするシーンとか入れられる感じが良いなぁ...と思う

 

今回はタッセル側からの久々の接触があり、二千年の真実など色んな情報が登場人物達の間でも周知されることとなりました。

以前にも語られていた「ストリウス達3人が力に手を伸ばし全知全能の書の力を取り込んだ結果メギドとなった」って話に関しては、やっぱり少なくともストリウスが大きく噛んでそうな雰囲気あるなぁと感じましたね。ワンダーワールドに降り立ち力に触れた瞬間に、力に魅入られた者達が争い滅びゆく混沌を愛でるようになった、というのがストリウスの本性らしく、実際ワンダーワールドへやって来た直後に怪しくほくそ笑む描写があるのでそれが彼の真の思想・目的、そこに至った経緯といったところでしょうな(世界を争いに満ちたものに変えようとしているイザクと共謀したのも自身の興味が強く惹かれたからなんだろう)。この性格がワンダーワールドに降り立った時点で芽生えたものなのか、タッセル(ビクトール)達といた頃からそういう兆候はあったのか、は気になる

「物語は結末があるからこそ美しい」という持論自体は「物語」をテーマとする本作にも通ずる部分があるし、物語というものへのスタンスとして理解できるものがあるけど、そこから転じた「人は死ぬ時が一番美しい」という思想や、それに準じてレジエル、ズオス、イザクの最期を楽しんでいたという事実は、なんともナチュラルサイコ感があってゾクリとするところ。「結末」というより「終末」にこそ美を見出してると言うべきか(この辺でハッピーエンドを望む感じの飛羽真とぶつかることになるのかな)

にしても、最期の瞬間の描写から元々は気の良い真っ当な人間だったのではと考えられるレジエルとズオスの2人が何故力に手を伸ばしたのかという理由について「ストリウスが2人を唆して力へと手を伸ばさせたのでは」と以前に考えたことがあったのですが、今回の話を見ると実際のストリウスが2人の破滅を是とした上で唆した可能性も考えられてなんともゾッとするところ。本編描写だと、(少なくともタッセルの視点では)3人が揃って力に溺れたように描かれてたのでレジエルとズオスも単純に何か気の迷いを起こした可能性もあるからまだ分からないけれど、ストリウスがこの2人とイザクの最後に恍惚とするシーンがあるのを考えると...コワイ!!

冒頭の語りがタッセルではなくストリウスによって行われるという不穏な描写と合わせ、ストリウスが終盤をどう掻き乱すか楽しみである

 

また、タッセルの口から飛羽真とルナの関係性・その先に待つ辛い結末についてが登場人物達にハッキリと伝えられるに至ったけど、この情報は前回のタッセルからルナへの語りをはじめ、今までの話の中でちょいちょい小出しにされてた情報だったので、登場人物側の衝撃度はともかく視聴者からするとちょっと新鮮味や驚きは薄かったかなぁ。ここに関しては今までの話の中での言及をもっと仄めかし程度に抑えて、今回のような登場人物達全員に情報が伝えられるタイミングで視聴者にも真実・核心を開示するくらいで描いた方が、視聴者の驚きとストーリー展開の中での衝撃度が合致してもっと面白くなったかなと思うところ(劇中キャラ・本編展開の進行度と視聴者の認識の齟齬、というセイバーにおける作劇の短所がまた出てしまったように思う)。

とはいえ、終盤も終盤なだけに飛羽真が「そんな未来も変えてみせる」とブレない決意を示し物語をそこから熱く盛り上げる展開はストレートにグッときたところで、クライマックスの展開を引き締めてくれて良かった。飛羽真がここをどう覆してくるか

 

後半の戦闘ではクリムゾンセイバー&バスター&スラッシュと、前回のメイン3剣士に続きベテラン2人とのタッグが実現。十聖刃の力によりバスターの激土二刀流スラッシュの錫音・銃剣両手持ちという普通では不可能な画が展開されたり、クリムゾンセイバーの十聖刃納刀&烈火居合の必殺技が披露されたりと、これ〜!って感じの絶妙にツボを押さえた絵作り・ギミック活用がされててカッコ良きでしたね。大剣二刀流はカッコ良くならないわけないし、錫音二モード併用は何かの形で見たかったシチュだったのでナイス ブレイズが披露した納刀居合同時使用も超イカしてたのでまた見れて良かった

ほんと十聖刃のギミックがこと終盤においても活用され続けていて、それでいて強敵相手に強さを発揮してくれているのは非常に嬉しいですな

 

そして今回、本格的に動き出したストリウスを真っ先に迎え撃ったデザスト。以前にやはり回収していた虚無を使用しファルシオンとなって挑みかかりました。このデザストファルシオン、絵面的にあまり変わりないかと思ったけどグラッジデントと虚無の二刀流による荒々しくも無駄のない立ち回りはバハトとはまた違った趣でなかなか見応えがありました。ファルシオン状態でのカラミティストライクは激熱。なんか今回の時点でもう虚無は手放したっぽいし次回も使ってないっぽいから今回きりの出番だろうけどカッコ良かったし勿体無いな〜と思ったり。ファルシオンが可動フィギュア化するなら是非にグラッジデントも付属させて欲しい

そんなデザストでしたが、ストリウスの狂気に対し「お前...さっきから何を言ってるんだ?」ってめちゃくちゃ真っ当な返しをしたり、蓮を傷つけるといった旨の台詞に対し激昂したりと、およそ敵サイドとは思えないような言動しててなんかちょっと面白かった。w 特に後者に関しては蓮に影響されたことによる変化が窺えてなんとも興味深かったところ。蓮もデザストがいないことに寂しそうにしてたし、この2人はほんと特殊というかなんというか、ともかく何か惹きつける信頼のようなものを感じますね

しかしストリウスおよびカリュブディスとの戦闘の中でデザストはアルターライドブックを損傷。デザスト自身もそれを神妙に眺めるなどなんとも不穏な空気が漂ってたな...と お前消えてしまうのか...?
蓮に勝負を挑むような言動をしてる辺り、死期を悟って憂いなきようやることを全てやろうとしてる...とかなのだろうか トリックスター・デザストの花道が見逃せないところである

 

 

以上、セイバー41話でした。物語の根幹が語られると共に飛羽真の決意が改めて強調され、いよいよ終章か、という感じ。これだよッ!って感じの演出を多く押さえた戦闘シーンは見応え抜群でした

ストリウスの狂気やデザストの想いなど、注目したい部分も多くあり、是非最後まで見届けたいものです

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた

私達のSAGA

ゾンビランドサガR

第12話「史上最大のSAGA」

感想レビュー

 

 

ゾンビランドサガ、

完結!!!

 

...完結?

 

佐賀を襲った大災害の爪痕が未だ街や人々の心に刻まれている中、佐賀に笑顔と希望を与えるべく、そして駅スタライブ失敗の雪辱を果たすべく行われるフランシュシュのリベンジライブを描いた今回。月並みな言葉ではありますが、最高のライブ、最高の最終回だった!とまず一言。素晴らしかった...

佐賀を支える人々の心に生きる気概を与える重要さを訴えライブ開催に向け泥臭く奔走する幸太郎、人々の笑顔のために純粋に戦うフランシュシュを信じ力添えしてくれる大古場さん、とストーリーはフランシュシュの駅スタライブに向け尽力する人々の姿からスタート。ずっとずっと最初の頃からフランシュシュを支え、この局面でも常に全力であり続ける(それでいて自分がそうやって泥臭く戦ってることはフランシュシュの面々には見せない)幸太郎が狂おしいほどにカッコ良いのは勿論のこと、フランシュシュを色んな側面から間近で見続け、その奥底の熱意に迫り理解してくれた大古場さんが頼もしき仲間となってくれることのなんと熱いことか。(10年前までけっこう大きい新聞社に勤めてたっぽいけど、そこから佐賀の新聞社に渡ったのはどういう事情からなんだろうか。正義感故にあれやこれやがあったんだろうなとも想像されそこも彼のキャラが深められるようで良い。) 幸太郎を信用したわけではないとは言ってるけどある種の信頼みたいなものは生まれてるだろうな、と2人のやりとりを見て思う。

しかし幸太郎の言った「神頼みなんて冗談じゃない。こっちはとっくに見限られてんだ」はなかなかに印象深い台詞だったなぁと。志半ばで若くして命を落とした者達が殆どなフランシュシュも、大切に思っていた人を失い一度は失意のどん底にまで落とされた幸太郎も、天命になぞとうの昔に見放されてしまったと言える者達であり、そこから這い上がった後もいつも神になんて祈らず自分達の力で戦ってきたんだもんなぁ...ゾンビランドサガという物語の中心で命を燃やす者達を象徴するグッとくる台詞だった。

そういえば幸太郎がカチコミ(違)かけた災害対策本部に、佐賀事変で友人・喜一の志に対し複雑な想いを見せていた男・伊藤にそっくりな人がいたけど、子孫の人なのかなぁ。ともあれそんな彼が、幸太郎の佐賀を救わんとする志に一度は叛意を見せつつも、彼の訴えやを受けて最終的に力になってくれたという構図は、かつては喜一に刃を向ける他なかった伊藤が時を越え彼の志を支えてくれたかのようで熱いな...と

 

一方、良き緊張を纏いながら決戦前夜を過ごすフランシュシュ。良い意味で重苦しくない、しっとりさを感じさせつつも明るさのある空気感が彼女達の覚悟の様を窺わせてなんだか気持ち良かった。そしてベタもベタですが、遠く空を眺め「あの人」が見ていてくれるだろうかと想いを馳せるゆうぎり姐さんに胸がいっぱいになっちまいましたね...佐賀事変、やっぱり最高に好きだな...

そして彼女達は、被災し今も苦しむ人々に向け、アイドルとして歌い踊ることで皆を勇気付けるためにライブをすることをラジオを通じて宣言。ここのシーンのサキがラジオの向こうへと語りかける下りも、必死に考えて言葉を選び、みんなを元気づけようとしてるサキの様子が凄く健気で好きなんですよねぇ。

「アタシらが歌うことでみんなが...!」という台詞から「笑顔になれるように」と言おうとするも、辛い想いをしてるであろう人達の姿やその想いを思い浮かべてか暗い表情で言葉に詰まり、「...すぐに笑えるかは分からんけど」と言い直しつつ、「ほんの少しでも笑顔になれるようにステージに立ちます」とまた強く笑って語る、

という一連の語りの中のテンポや表情の変化が、サキの思いやりの心やそれでも前を向こうとする明るさを絶妙に描き出してて素晴らしかったし、その色んなことに想いを馳せたり自分自身も色んな想いを巡らせたりしつつ、リアルタイムで言葉を紡いでる空気感が真に迫るものがあってグッときたなぁと。こういうところでしっかり決められるのやっぱリーダーの器だよ...

そんな様々な想いの中、来たる駅スタでのチャリティーライブ当日。ここはもうEDパートまでずっと熱いとこしかなくて本ッ当最高も最高でしたね...

まず観客の入りがあるかもまだ分からない状況の中、さくらが「何度酷い目に遭い何度挫けようとも、それをもたらす神や悪魔が根を上げるまで何度でもリベンジしてやる!」と高らかに言うという下りの時点でさくらの精神性の成長や覚悟が感じられてめちゃくちゃに熱かったところ。この1期最終回の時に得た「何度挫けても立ち上がれ」のスピリッツが今回に限らず2期全体通してさくらからしっかり感じられたのが2期の個人的にほんとに好きなところでして、そんな覚悟をここぞの場面でカッコ良く発揮し皆を奮い立たせることのできる存在となれていたことが2期のさくらの魅力だったなぁと感じます。良かった

そしてここから駅スタへと佐賀の人々がフランシュシュのライブを観に集ってくる展開!ここからもう我が涙腺はぐじゅぐじゅに緩み始めます(

最初に駆け付けるのが最古参デスおじという超絶ベタながらもたまらん構図から始まり、フランシュシュと想いを繋いできた仲間達やフランシュシュの歌に触れ希望や勇気を貰ってきた人々が大挙して押し寄せてくる下り、そしてそれを日本や世界が更に後押しするという熱い展開、いやぁこれがもう...たまらんかったのですわね!今までフランシュシュと関わってきた人達が集まってくるのは勿論のこと、困難に塗れた状況下の避難所でも人々を励ますために歌い踊ったことが多くの反響を呼び、チャリティーライブの話題をアイアンフリルやライトくんといった良き好敵手が広く拡散し、更にそのライブを大企業や世界が支える、という形でフランシュシュが築いてきた活動や繋がりの全てが順番に線で結ばれ大きな力となり、フランシュシュの下へ帰ってきて彼女達のリベンジを支えるというこの一連の流れは、24話に及ぶ物語の積み重ねの昇華の劇的さや、フランシュシュが支えようとしてる人々がフランシュシュを一緒に支え返すという熱さなどが存分に込められており、少年漫画的なストレートな燃えを感じられて実に最高。久中製薬やらホワイト竜さんやら、馴染みある面々の登場には自然とおおっとなってしまいましたね(わずかな台詞のために白竜さんや剛雄パピィ役の小山剛志さんが出てくれてるのも嬉しい。)こういう長い旅路の中で得た仲間やライバルが最大の危機に駆けつけてくれる展開はやっぱいつどの作品においても何者にも代え難い感動があるなぁ しれっと舞々が先頭取ってみんなを引っ張ってるみたいになってたのはちょっと笑ったけどw

サキがラジオで言葉を伝える下りでもフランシュシュに縁ある人々が次々映し出されててここの時点でも込み上げるものはあったが、それが更にパワフルな絵面と共に繰り出されるんだもんなぁ 涙腺緩むよそりゃ

 

かくして始まるチャリティーライブ、フランシュシュのリベンジライブ。

ここの本編のおよそ半分を占める約13分ものライブパートは、ここに至るまでの流れの熱さに後押しされて今まで以上の昂りを帯びるフランシュシュのパフォーマンスの迫力、それを彩る三万のペンライトの圧巻も美麗さなど、画面をブチ破るほどのパワーに溢れててテンションが超絶ブチ上がりましたわね...!アニメーションでありながらマジのライブを観てるかのような熱量に溢れておりました。でも突然始まるたえによるフレディ・マーキュリーのライブパフォーマンスパロは普通に面白くてちょっと笑っちゃった。w

もうここのライブパートに関してはこんな程度の文章量では表せないほど凄まじかったんですけど、同時に言葉を尽くしても伝えきれないほどのエモーショナルさに満ち満ちていたので、僕の文章力ではこれが限界ですわ...どうか本編を1期2期通しで観た上で自分の目で確かめて確認して欲しい...!この熱さはゾンビランドサガを追い続けてきたからこそのファンへのご褒美ですよほんま

因みにフォロワーさんが気付いてらしてたポイントなのですが、劇中のリベンジライブ開催の日付である「2020年3月8日」とは、元々現実においてゾンビランドサガの幕張でのライブイベントが予定されていた日だったとのこと。コロナという大きな困難の影響で開催は中止になったものの、それが時を経てこのアニメーションの中で同じく大きな困難を乗り越えた最大の盛り上がりを持って描かれる、というこの構図は、ゾンビランドサガに関わる多くの人々の「リベンジ」が為された熱く粋なものだったわけですな。こういうところにも作品に関わる多くの人々の想いが窺えるなぁ...
度近亭心恋 on Twitter: "にしても本来 「2020年3月8日」 って幕張でのライブイベントがある筈だったのがコロナで中止になったので、ほんと最後の大盛り上がりのライブは作品に関わったスタッフにとっても 「作品の中で果たす『リベンジ』」 だったんだなあと思いますね https://t.co/yUsTZGFPAg #ゾンビランドサガ… https://t.co/m7CufnckoX"

 

なんというかこのライブシーンを描く一連の下りを改めてしっかり見て思ったことですが、

途轍も無い困難に直面し一時は死んだようになってた人々がフランシュシュという光に導かれて再び立ち上がり集ってくるこの下りってまるで死から立ち上がり、押し寄せるゾンビを表しているかのようだし、

なんなら色々なものが積み重なって人々から忘れ去られ滅びんとしていた佐賀がこうして活気を取り戻していく流れそのものが

佐賀という大きな括りそのものをゾンビに例えた「死の淵からの再生」

を表してるんじゃないかなとか思ったりしたんですよね。

つまりはゾンビランドサガ」という物語のタイトルとは、フランシュシュという存在に「生きることの希望や答え」を貰った人々が共に死や苦しみを越えて立ち上がり、引いては佐賀という忘れ去られんとしている地をも死の淵からの甦らせてしまうという、

死と再生を経たゾンビの如き地...ゾンビランド・佐賀のサーガ(物語)を意味していたんじゃあないかなと。

この地と、この地に生きる人そのものが!

ゾンビィ⤵︎だッ!!!

という感じで若干洒落も込みではありますが、本作が内包するテーマの最高にスケールデカめな昇華のさせ方が感じられて実に熱くなったなぁという話でした。凄いな...

こうして大成功を収めたチャリティーライブ。その舞台裏ではこの大成功の目撃と、これすらも通過点として更に前を向くフランシュシュを見て、漢・巽幸太郎は号泣していた。

...もうここでね、ライブパートではまだ涙ぐみとこで我慢できてたのが一気に決壊して、涙止まんなくなっちゃったんですよね。

「泣いてんのッ!!泣いとんじゃい...!良い大人が泣いとんじゃい...!!」のとこの幸太郎の顔ぐっしゃぐしゃっぷりに大いに笑いつつ、今までの戦いが報われたことやフランシュシュが立派なアイドルへと相なったことへの喜びを涙をぼろぼろ流しながら噛み締めながらもあくまで「巽幸太郎」として掠れる声色で叫び皆をアンコールの鳴り響く舞台へ送り出すという漢の色んな想いがこもった言葉に一緒になってびしゃびしゃに泣いてしまいましたよ...前回に引き続き宮野さんが名演すぎる

ほんとここにきてより強く実感したことですが、巽幸太郎という男は、「ゾンビランドサガ」の主人公たる漢だったんだなぁ...と改めて。EDクレジットの最初に名前が載るに相応しい奴だよお前は。良いキャラすぎる

そんな幸太郎でしたが、皆が立ち去り立ち上がったところには、血の跡が残されており...となんとも不穏な要素が最後の最後に示されることとなりました。「呪い」とやらの影響では、とかああして咄嗟に伏せたのは皆に血を見せまいとしたからでは、などとも言われており、これが何を意味するか実にハラハラするところ...生きてくれよ...

そしてアンコールにも応え、フランシュシュは佐賀とそこに生きる人々を蘇らせた、伝説のアイドルとして君臨するのだった。

最高だったぞ、ゾンビランドサガ...!
ありがとう!!

 

 

 

 

 

 

 

...で終わると思ったんすけど、

最後の約15秒くらいで、
巨大UFOが飛来して光線ぶっ放して終わりやがりました

 

ここで終わりです

 

...なんだコレ!!??(困惑)

あんな激熱なライブパートや巽幸太郎の叫びでめちゃくちゃに泣かせてくれやがった後にあんなもん出すか!?出てきた瞬間普通にめっちゃ笑っちゃったよ!?

びしゃびしゃ溢れた涙全部一瞬で乾いたし、出かかってた涙まとめて引っ込んだよ!!Abemaの最速生放送で観てたんだけど何コレ...!?って思ってる間に無慈悲にも「次の番組開始まであと何秒です」っていう表示が出てきたから余計に「オイオイオイオイオイオイオイオイ」ってなったわ()

ゾンビ、佐賀、ご当地アイドル、と元々要素の闇鍋かますような無法の権化みたいな作品だったわけだし何を今更って感じではあるんだけども、それらの要素一個一個を綺麗に昇華させつつ見事に一つにまとめ上げ名作として仕上げてきた末の締めがこんな特大の無法とか予想できるか できてたまるか() でもお前はそういう奴だったな...そういう奴だったわ()

この突然のSF要素、エイプリルフールに公式Twitterにあがった「ゾンビvsエイリアン」の伏線回収では、といわれててあーなるほどと思ったけど、こんないっちゃん最後に回収してんじゃねぇ!!!今じゃねぇ!!!!!!

 

...という感じでなんだか最後の最後に途轍も無い爆弾落とされたなという感じでしたが、まぁなんだかんだこういうとこまで含めてゾンサガだよな...と納得してしまう自分がいて怖い() 恐らくは3期ないしは劇場版への布石でしょうが、やってくれたなぁ...w

まぁあんな最高のものを見せてくれた時点で大満足なわけですし、次は何が起きるだろうかと、後は座して待ちましょう。

改めて、ありがとうゾンビランドサガ!

 

 

以上、ゾンサガR12話...最終回でした。
言いたいことは全て語り尽くしました。最高のライブ、最高のリベンジ、最高の最終回、最高のゾンビランドサガだった、と。あとはもうただその言葉で十分です。良かった

まだまだ何か起きそうであり、次には一体何が起きるのか大いに楽しみですが、今はとにかく、改めて、改めて、ありがとうございました。お疲れ様でした!

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた

 

 

皆さぁーん!

 

おっはようございまぁーすッ!!!

やっぱストレスにはゲシュートよりGABAだわ

ウルトラマンコスモス

第10話「青銅の魔神」

感想レビュー

 

 

ストレスが無くなった時のちょっと気持ち悪いまであるごきげんな様子といい、ストレスが激化した時の戦闘狂みたいな暴れ方といい、大西さんはフブキ隊員をなんだと思っているのか...w ストレスの有無による性格の変化が両極端すぎるんじゃ(

 

ドイガキ隊員の大学時代の友人・吉井ちゃんこと吉井ユカリが初登場。今回はそんな吉井ちゃんからの連絡や無自覚タッチに心臓バックバクになったり浮わついたりするドイガキ隊員が本編中でちょいちょいコミカルに描かれており、ゴリゴリに画面から溢れ出るラブコメの波動が面白い。w しかし吉井ちゃんを演じられてる堀江奈々さん、凄くお綺麗な方なので画面映えするなぁ。良いキャスティングである

そんなドイガキ隊員と吉井ちゃんの関係性に関しては今回深くは掘り下げられず終わりましたが、それ故に「吉井ちゃんまた登場して欲しいな〜」と感じさせられる塩梅になってるのが絶妙。そして実際、後に数度再登場しドイガキ隊員との色んな話を繰り広げていくわけですが...こちらは後のお楽しみ。

 

今回の話は古代文明の遺跡から出土した青銅像・ゲシュートを巡る物語。遥か昔に宇宙人が人間のストレスを無くすために送り込んだストレスを吸収するオーパーツが、ストレス社会の現代に蘇り暴れ出す、という一捻り二捻り加わったユニークなSF設定が非常に楽しい回でしたね。ゲシュートを収納する箱のマジックミラー号(違)ハーフミラーを使った構造などといった良い感じに不思議さが漂う要素の入れ込み方や、親切心から人間にゲシュートを贈った宇宙人の存在を適度にぼかす設定描写のバランスなど、物語に程良いミステリアスさをプラスする作劇も良かったところ。

また古代では数百年に一度溜め込んだストレスの影響で巨大化し暴れ出していたゲシュートが、現代においてはたった1日で巨大化し暴れ出してしまう、という展開を通してストレス社会の現代への警鐘的なメッセージ性をマイルドな感じで入れ込んできてるのも面白かったポイント。人間関係の複雑化等でちょっとしたやり取りでもストレスは溜まっていくわ、周辺の職場の環境とかでも気苦労が絶えないことが多いわ...という感じで、人間の心身が決して強くできてはいない一方で、人間社会や秩序は時代が進むにつれ人間にとって少々窮屈なものになっていった、とはなんとも難儀なものです。でも一応人間らしく生きるためには、人間社会で秩序を守って生きることがまた必要なわけで。...ますます難儀だ

そんな人間にとって苦痛なストレスも人間の身体への警告として必要なものであり、故にストレスを感じる時は無理をしないことが肝要、という教訓めいたメッセージを最後に強調するところまで含めて、今回の話はテーマの扱い方が巧かったなと関心。無理はしない程度に生きたいものです。しかし放送から20年近く経った現代が無理しない程度に頑張れる世界になってるかというと...この話はやめよう(

レイチ on Twitter: "許容範囲を超えたストレスエネルギーをぶつけてゲシュートを元に戻したけどぶっちゃけ今の世の中、人間が人間に許容範囲を超えたストレス与えてるからこのゲシュートよりも膨れ上がってる人の方が多い説あるよね… "

みっきー on Twitter: "#ウルトラマンコスモス 第10話「青銅の魔神」 今回の敵、ゲシュート。ストレスを吸収しすぎると暴走か……劇中世界も現実世界もストレスを抱えやすい世の中なのは同じ。今の時代ならもっと早く暴走しそう。劇中でも言われてた通り、吸収してくれるだけなら有難い話なんだけど。ストレス溜め込み注意!… https://t.co/NAg8kjNqnv"

 

そうして暴れたゲシュートは最終的に、コスモスにしこたま叩き込んだストレスエネルギーを更に増幅されて跳ね返され、ストレスを溜め込み切れず爆散、という形で大人しくさせられました。他人のストレスをケアするカウンセラーだって鬱憤が溜まればキレるし、それが限界を越えればぶっ倒れるんだぞ、という風刺に見えてくるなこれ...

「放送から更に時間が経ってますますストレス社会化が進んだ今の時代においてゲシュートが解き放たれれば、ゲシュートはもっと早くに暴れ出してしまうのでは」という話はウルトラシリーズファンの間でよく語られていますが、ほんと人間社会がそういう方向に進む一方なのはなんとも言えない気持ちになりますな...なんなら「ストレスがあまりに多過ぎてあっという間にストレスが限界まで溜まってしまい、一瞬で爆散するとこまでいってしまうのでは」的な声もあるくらいだし...(

💀秘密結社・特撮工房💀 on Twitter: "『#ウルトラマンコスモス』第10話「青銅の魔神」 20年前でこれだけのストレスを集められたなら、よりストレス社会となった現代なら一瞬にしてゲシュートは爆発してしまうだろう。人間は進化するのに比例して、ストレスもより溜め込むようになるということか。ゲシュートのデザインがかなり好み。… https://t.co/A33Yt0rXeu"

くると(🥔🍴😋) on Twitter: "#ウルトラマンコスモス 10話視聴 ゲシュートが令和に復活したら…と思ったけど、今の人間は更にストレスを溜めまくってるから、運悪ければ1人のストレスだけで爆散する可能性があるのが怖いな…。"

そんな今回の話ですが、脚本を担当した大西さん曰く、元々は『ブースカ! ブースカ!!』に使う用だったけど没になったプロットを使ったものなんだとか。そう言われてみると、ゲシュートの倒し方の絵面といい、社会風刺的な要素を織り込みつつそれをややマイルドめなテイストで描いてる感じといい、どっちかというとコミカル系の作品に似合ってる話だよな...とも思ったり。こういう裏話は面白いね

 

 

以上、コスモス10話でした。ゲシュートの存在を中心に描かれる適度にミステリアスなストーリー展開やストレス社会への警鐘的なメッセージ性など、良い感じにSFエンタメ感あるウルトラシリーズらしい話だったなと思いますね。後の話にも登場するキャラ・吉井ちゃんや、彼女とドイガキ隊員の関係性などといった要素も楽しい良い回でした。無理しないように生きようなみんな

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた